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【外国人向けコラム】日本の履歴書の書き方

日本の履歴書の書き方(1):基本情報の書き方

日本では就職を希望する企業に、履歴書を提出します。選考のステップは、一般的には、「履歴書の提出」「面接」と進んでいきます。履歴書だけで採用が決まる訳ではありませんが、面接に進めるか、進めたいか、履歴書の内容で決まります。履歴書は、正しい日本語の表現はもちろん、日本のビジネスマナーを知っているか、採用担当者に「この人に会ってみたい」と思ってもらえる内容になっているかどうかが、重要です。ここでは、日本で正社員の仕事を探している外国人の方のために、日本の企業ではどんな履歴書が好まれるのか、基本的な書方のポイントを説明します。日本語の履歴書の書き方に悩んでいる外国人の方はぜひ参考にして質の高い履歴書作成にチャレンジしてください。

履歴書は自分の特徴や能力を知ってもらう為の大切な書類です。
前提として、

◆すべての項目を記入する
◆語尾(ですます・である)を統一する。
◆誤字や脱字に注意する。

ということに注意しましょう。手書きの日本語に自信がない場合は弊社の履歴書ドラフト(エクセル)をお送りしますのでパソコンで作成し、プリントアウトして持参しても良いでしょう。ドラフトが欲しい場合はおっしゃってください。以前は手書きが基本でしたが、現在は多くの企業がWord、Excelでの作成を認めています。また、履歴書に貼る写真を用意しましょう。写真は駅や商業施設の近隣にある「証明写真ボックス」などを利用してもいいでしょう。服装はスーツ着用、正面を向き、口は閉じます。

それでは具体的な書き方を説明します。

① 送付時の日付を記入
② 「フリガナ」とあればカタカナで記入
③ 住所は省略せず正しく記入
④ 自宅に電話、FAXのある方はこちらにも記入
⑤ 連絡がつきやすいメールアドレスを記入
転職用にフリーアドレスを取得するのも良いです
⑥ 3か月以内に撮影したスーツ着用時の証明写真を貼り付け スナップ写真は不可
⑦ 学歴は高校入学から記入
⑧ 学校名、学部・学科を省略しない
⑨ 日付は西暦で統一
⑩ 入社、退社のみ記入、詳細は職務経歴書で説明。転職のアピールとなる資格を記入。取得した順番に上から書いて行きます。日本で取得したものだけでなく、母国で取得した資格・免許も記入するとアピールになります。普通自動車免許や日本語能力試験(JLPT or JPT)などの一般的な資格もここに記入しましょう。あなたの勤勉さや、真剣に取り組む姿勢を表す材料になります。
⑪ 自宅から一番近い駅
⑫ 家から職場までの通勤時間(徒歩を含む)
⑬ 職歴、経験、熱意などをアピールしましょう

書き終えたら仕上げとして、もう一度、記入もれや誤字がないか確認しましょう。


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日本の履歴書の書き方(2):志望動機の書き方

志望動機は選考を受ける上で一番大切なポイントです。採用の担当者にとっては、志望動機を問うことで、「自社のことをどれだけ勉強し、理解しているか?」、「人物像はどうか?」、「入社後活躍してくれそうか?」ということを探ることができるからです。

日本人でも、志望動機に悩む方は多いと思います。しかし、志望動機に何を書くかで書類選考に合格するかどうか決まると言えます。採用担当者がじっくり目を通すのも、この欄です。外国人の皆さんにお願いしたいのは、「空欄にはしないでください!」ということです。この欄をどう書くかによって、面接へ繋げられるかどうか、が変わるためです。最終目標は「会ってみよう」と思わせること、です。あなたの「熱意」を伝えるのです。

採用担当者が志望動機で期待していることは、
◆あなたがどんな人間で、どんな仕事をしたいのか
◆なぜ応募したのか(なぜこの会社でなくてはならないのか)
ということです。

具体的な志望動機を書くとき、日本の企業で一般的に好まれる書き方(ストーリー)をお伝えいたします。3つの要素を入れることがポイントです。

(1)働くことへの想い 
(2)志望理由
(3)抱負

(1)働くことへの想い
採用担当者は、「あなたがどんな人間で、どんな仕事をしたいのか」を話してくれることを期待しています。それに対して、「私はこんな仕事がしたい/こんな風に仕事をしたいと思っている」という、働くことに対する熱意を書きましょう。また、それを裏付けることができる、「あなたが喜び・やりがいを感じる時」「あなたが好きなこと」「あなたの将来の夢・人生」などの話を一緒に書きましょう。具体的なエピソードや経験があれば尚良いです。転職の方は、前向きな形で「転職に至った理由」を盛り込んでも良いです。

(2)志望理由
採用担当者は、「なぜ応募したのか(なぜこの会社でなくてはならないのか)」を話してくれることを期待しています。それに対して、「(1)で書いた想いがあるため、貴社を希望します」と伝えるとスムーズです。面接したい企業のどんな点に魅力を感じて応募するのかを書きましょう。例えば「前職で積んだ~の経験を生かし、さらに~の分野にも挑戦し、成長したいと思い、志望いたしました。」「~は未経験ですが、ぜひチャレンジしてみたいと思い、応募いたしました。」「貴社の募集を拝見し、~という点に魅力を感じ、応募いたしました。」「子供の頃からの夢だった、~の仕事に就き、たくさんの人々を喜ばせたいと思い、志望いたしました。」などです。

(3)抱負
最後に、「採用された際はこんな風(チャレンジ・努力)にして頑張ります」と書くと“会いたくなる”志望動機の文章が完成します。自分の能力、長所、経験などの中で、応募先企業で生かせると思う点を挙げ、「こういった点で貢献したい。よろしくお願いいたします」の流れで締めくくります。

3点が盛り込まれた志望動機例をご紹介いたします。

(例:志望動機)
私は日本に来て4年間、レストランで接客スタッフのアルバイトをしていました。元々私は、初対面の方と話すことが好きだったのですが、仕事では少し違いました。しかし、それでも私は「話すことが好き」という気持ちを忘れず、先輩や店長にアドバイスをいただきながら、トップレベルの接客を目指すことにやりがいを感じるようになりました。<←やりがい>

貴社の募集要項を拝見し、未経験でも採用のチャンスがある受付業務という点、海外のお客様が多く英語が行かせるという点に魅力を感じ、応募いたしました。受付の経験はありませんが、レストランで学んだホスピタリティ精神・接客のマナーは◯◯でも十分に活かせると確信しております。<←志望動機>

◯◯の「顔」として、責任を持って業務に取り組みたいと思っています。<←抱負>


弊社経由で応募される際は、担当コンサルタントに会社が求人募集をしている背景を必ず教えてもらいましょう。また、志望動機や履歴書の添削の相談をしてください。弊社の担当コンサルタントがチェックいたします。採用担当者が会いたくなる、素敵な志望動機欄を一緒に完成して行きましょう。


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日本の履歴書の書き方(3):志望動機・自己PR・特技など

外国人の皆さんにお願いしたいのは、履歴書にある「志望動機・特技・好きな学科・アピールポイントなど」欄などを「空欄にはしないでください!」ということです。しかし、何を書いたらよいのかわからず、空欄で持ってくる外国人の皆さんが多いのも事実です。そのような場合、弊社の採用コンサルタントに相談をして見てください。

採用担当者は、これらの欄をもっとも重要視しています。つまり、これらの欄が空欄だと、面接にたどり着ける確率が低くなります(よほど採用に困っているアルバイトのような職種であれば通るかもしれません)。

「志望動機・特技・好きな学科・アピールポイントなど」欄を書くときに押さえていただきたいポイント5つお伝えします。
(1)空欄にしない
(2)志望動機を必ず書く
(3)自分の言葉で書くこと
(4)前向きな表現をすること
(5)応募先企業を指す言葉は「貴社」

(1)空欄にしない
履歴書の中でも、これらの欄は、担当者が読みたいと思うところです。空欄で出すと「やる気がない」と判断されるリスクが高いです。わからない場合は、採用コンサルタントに相談してみましょう。必ず、サポートをさせていただきます。


(2)志望動機を必ず書く
採用担当者が志望動機で期待していることは、「あなたがどんな人間で、どんな仕事をしたいのか」「なぜ応募したのか(なぜこの会社でなくてはならないのか)」ということです。あなたがどんな価値観を持っていて、なぜこの会社へ応募するのか(志望動機)を必ずここで伝えましょう。

◆これまでの職歴・経験で、どの部分が即戦力として活かせるのか。<←やりがい>

◆企業HP、求人内容を確認し、どの部分に興味を持ったのか。<←志望動機>
◆入社後、この会社で何が実現したいのか。<←抱負>

(3)自分の言葉で書くこと
書類選考で落ちるパターンの1つは、会社概要や募集要項からの文章をそのまま使っているケースです。あなたの人生・経験はあなただけのものです。あなた自身の言葉で書くようにしましょう。

(4)前向きな表現をすること
どんなに前のお仕事(前職)や今のお仕事(現職)に不平不満があったとしても、悪口やネガティブなことは書かないようにしましょう。「頑張ります」「努力します」「精一杯やります」といった前向きな言葉使って文章を書くようにしましょう。あなたも楽しい気持ちになってくるはずです。

(5)応募先企業は「貴社」と書く
日本でビジネスをする際、相手の会社を「御社」(おんしゃ)と言います。ただし、この言葉は話の中で使う言葉です。文章には「貴社」(きしゃ)となります。面接で話すときは「御社」(おんしゃ)、メールや履歴書など書く際は「貴社」(きしゃ)と使い分けましょう。外国人がきちんと使えると好印象を与えられますよ!


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